ストーリー
◆プロローグ |
病弱な妹(晶子)に代わり、女装してお嬢様学園に通うことになった主人公(彰)
伝統あるミッション系女学園で、妹が復帰するまで正体がばれないように、
平凡な暮らしを心がけている。
しかし、そんな思いとは裏腹に、何故か学園一の超お嬢様に見初められ、
学園全体を巻き込むどたばた劇の中心になってしまう!
はたして、主人公は無事に妹の代役を務めることができるのか!!
◆物語の舞台 |
【聖ルピナス学園】
それは明治二十三年。まだ教育といえば
男子が中心であった時代に――。
国際社会で通用する、女子の育成を目的として創立された、
歴史ある基督教系女学園である。
ルピナスという風変わりな名前は、
学園の創立者である英国人宣教師によってつけられたもので、
“ルピナスの花のように鈴なりの才能を咲かせて欲しい”
という願いが込められている。
その願いの甲斐あってか、学園は創立以来、多くの可憐で
優秀な生徒を輩出することに成功しており、
その名を近隣はもちろん、遠く全国にまで響かせている。
幼い頃からの一貫した厳しい情操教育により、
生徒達の立ち居振る舞いには、若干今昔の感はあるが――。
そこが昨今の乱れた風潮から、愛娘を遠ざけたいと願う
親達の思惑と合致し毎年入学希望者は絶えない。
【立藤の会】
学園創立以来100年以上続くといわれる
聖ルピナス学園最大の 学園行事。
在学生が卒業生や学園の関係者、保護者を
招いて庭園で茶話会を開催し交流を図る他、
その年の「プルミエール・フルール」(最高の花)を
決め、庭園や温室でその花にちなんだ
催しを開催し来場者を楽しませている。
その運営は生徒会を中心に実行委員会、
園芸部等が行い、「在学生の力でやり遂げる」
というルールのもと開催される。